伊豆半島北部の温泉の町、修善寺!見事な紅葉は必見
出典:wondertrip
静岡県伊豆半島北部の修善寺町。約1200年前に作られた修善寺温泉は、弘法大師が岩を砕いたのが始まりだとか。尾崎紅葉や夏目漱石などが療養のために訪れていたことでも知られ、漱石は「修善寺の大患」という作品を残しています。修善寺と修善寺の見事な紅葉をご紹介します。
修善寺町
修善寺町は、静岡県の東部、伊豆半島の北部に位置した町です。温泉地として有名で、弘法大師が岩を砕いて溢れた温泉が、修善寺温泉の始まりだそうです。
明治時代には尾崎紅葉や夏目漱石などの文豪たちが病気療養のために訪れていたとか。ほのかに文学の香りを残す修善寺と、修善寺の紅葉をご紹介します。
福地山 修禅寺(しゅぜんじ)
正式名称は「福地山修禅萬安禅寺(ふくちざんしゅぜんばんなんぜんじ)」で、略して福地山修禅、または修禅寺と呼ばれています。
静岡県伊豆市修善寺964
0558-72-0053
修禅寺は夏目漱石の「修善寺の大患」、岡本綺堂の「修禅寺物語」でも名高い、有名なお寺です。修善寺温泉街の中心にあり、修善寺の地名の元になりました。地名は「修善寺」、寺名は「修禅寺」で表記が異なりますが、両方とも「しゅぜんじ」と読みます。
修善寺温泉
伊豆半島で最も歴史がある温泉
修善寺温泉は、静岡県伊豆市北部にある伊豆半島で最も歴史がある温泉です。日本百名湯にも選ばれています。温泉街の中心に修善寺川が流れ、河岸には温泉宿や飲食店が建ち並びます。
また、修善寺温泉周辺には遊歩道が整備され、「竹林の小径」などが人気のスポットとなっています。川中の四阿には、修善寺温泉のシンボル的存在の独鈷の湯があり、無料で足湯を楽しめます。修善寺温泉の至近には地名の由来となった修禅寺があり、多くの観光客が訪れます。
修善寺自然公園 もみじ林
修善寺の紅葉①
12月上旬までが紅葉の見頃
修善寺温泉の北側山間部一帯の約2万㎡の敷地に、約2000本の紅葉群生林がある修善寺自然公園です。晴れた日には鮮やかに紅葉したカエデと、富士山を見ることができます。
約1万㎡の敷地の紅葉
見頃の時期には、赤から黄色まで微妙に色合いを変えながら頭上を彩る紅葉が見られます。
静岡県伊豆市修善寺3690
0558-72-2501
11月中旬から12月上旬の紅葉の盛りに開催される自然公園もみじまつり期間中は、地場産品を販売する露店が出店します。
竹林の小径
修善寺の紅葉②
紅葉は11月上旬から
修善寺温泉街の中心を流れる桂川沿い、独鈷の湯の脇を通る楓通りから上流の滝下橋までつなぐ遊歩道です。
道の左右を竹林と紅葉が彩る
竹林の小径は、道の左右を竹林と紅葉が彩り、とても風情ある雰囲気です。この小径沿いにはイロハカエデを中心に60本ほどの紅葉が植えられています。
さらに、桂川には朱色の橋がいくつか架かっており、紅葉とのコントラストが相性抜群で、人気の紅葉写真スポットにもなっています。
修善寺 虹の郷
修善寺の紅葉③
和洋の紅葉を楽しめる
修善寺温泉の中心から1.5kmほど離れた山稜にあるテーマパークで、園内にはイギリス村、カナダ村などのテーマで施設および庭園が設けられています。伊豆最大の紅葉群生林で、全国的に遅い紅葉が楽しめます。
紅葉ライトアップも
修善寺虹の郷では、カナダ村やフェアリーガーデンのラクウショウやアメリカフウなど、和洋風合わせて約2000本の紅葉を楽しめます。
静岡県伊豆市修善寺4279?3
0558-72-7111
大人1,200円、小人(4歳~小学生)600円
伊豆では数少ない「紅葉ライトアップ」です。園内のいたるところでライトアップされた紅葉を眺めることができるほか、菖蒲ヶ池の水面に浮かびあがる紅葉も幻想的です。紅葉ライトアップ期間中の夜間特別開園は16:00~21:00です。
修善寺もみじまつり
修善寺の紅葉④
もみじ林では露店も
伊豆を代表するもみじ群生地の一つ修善寺。修善寺の3大紅葉スポット「修善寺虹の郷」「修善寺自然公園もみじ林」「修善寺温泉街」の3つの会場で、毎年修善寺もみじまつりが開かれます。
入園は無料
もみじ林では地場産品を販売する露店が出店します。また温泉街では修禅寺庭園秋の特別公開もあります。虹の郷でも夜間特別開園と、もみじライトアップが実施されます。
もみじまつりの開催期間中、そばの駐車場はバス専用になり、一般乗用車は300メートルほど離れた駐車場(300円/台)に駐車することになります。入口前ではみそおでんや甘酒が販売され、地場産品などの露店も出店して多くの人で賑わいます。
参考リンク:
週末は伊豆で!貸切で楽しめる日帰り温泉おすすめ5選 | Outfitter(アウトフィッター)